2004.06.10

後退の運命(さだめ)

本日午前中、大学時代のクラスの同級生から突然電話が入り
昼食の時間を共にした。
彼は公務員。現在は庁舎の中で、教育関係の仕事に携わっている。
久々に会ってあらためて驚いたのは、頭髪の後退ぶり。
と、非常に婉曲的な表現をかましてみたが、要はハゲとったちゅうことです。
生え際がMの字になっていたので、思わず目が行ってしまった。
「ハゲたろ~俺ぇ~!?」 自分で笑顔と共にカミングアウトされると、にっこり微笑むしかない。
確かに彼の親父もハゲてる。
初めて彼に会ったのは20歳のころ。彼の実家で麻雀をしてると、
彼の親父が・・・(目の動き)・・・部屋に入ってきた。
「おう!」「こんばんは!」・・・(目の動き)・・・・・・・・・・・見事だった。不毛の大地。
「ウチの家はハゲなんよー。DNAが。 俺も将来あげんなると(あの様になるの:博多弁)!」
その「将来」がまさか13年後に訪れるとは・・・。こちらがむしろ驚いてしまった。
僕の友人・知人で「後退」を始めたのは、今のところ彼だけ。
ただ「後退が開始したと思われる」方は、他に数名いらっしゃる。
なーんとなく、額の面積が増えた気がするからだ。
こんなことを語る僕自身は大丈夫なのか?今のところ、その兆候は見られない。
ただ最近白髪が生え始めた。 まいったな。 苦労か?ストレスか? はたまた病の兆候か!?
それにしても遺伝から来る、運命(さだめ)とは、かくも過酷なものか?
所詮は他人事と思っていたのもつかの間、
会社のトイレの鏡で、頭の生え際を凝視したのは言うまでもない。
ハゲとヅラ できれば、私の運命から遠ざけたいものだ。いっそのこと未来永劫。

以前の部署で、「ヅラKGB」なる人物がいた。
「温泉や風呂などで、胸毛が多い男性なのに髪がフサフサなのは、ヅラだ!」
というのが持論だった。
男性ホルモンの功罪ゆえにだそうだ。
ただ妙に信憑性があるのは、そんなKGB本人もすでにM字後退中。
転勤や転職したら、髪が増えてたりして・・・。