2004.06.17

紫陽花

6月と聞いて思い浮かべる花。 ポピーや菖蒲もさることながら、やはり「紫陽花」。
「あじさい」を「紫陽花」と漢字を当てた先人は、
洒落っ気たっぷりだなぁとつくづく感心してしまう。
会社に向かう途中の道で、しとやかに咲いている。思わず携帯で撮ってしまった。

色もそれぞれ。赤紫、紫、青紫、色の表現はいろいろできるけど、
「紫陽花」と当てた先人のセンスに敬意を表すためにも「紫」という言葉はハズせないなぁ。
で、花の色は植わっている土の質で変わるとか。
土にアルカリ性が強いと濃い赤になり、酸性が強いと青が濃くなる・・・だったと思う。
昔調べたんだけど、逆だったりして。まいっか。たいしたことじゃない。
さてその昔、僕がテレビの朝番組を担当しているときのことですが、ヒジョーに重要な仕事があった。
それは毎日の生中継を行う場所の選別。
季節感、テレビ映り、話題、出演者などなど、とにかく幅広い情報の中から場所を選ぶ。
特に、テレビの生中継は技術的な制限が多く、場所が限られてしまう。
その中で今までに中継したことのない、花の名所をセレクトして下見して構成を考える。
結構大変な仕事だった。 けど、そんなこんなで花の名所を知ることもできたわけで。
ちなみに福岡で言うと、紫陽花の名所は
福岡の筥崎宮、北九州市若松の高塔山公園、久留米の千光寺・・・かな。
どこにアンテナを置けば電波が飛ぶか・・・などという、
他の生活では全く役に立たない知識も付加されて頭に入っている。

さて、この紫陽花たち。全国規模で「咲き乱れている場所」といえばどこを想像するでしょう?
僕が頭に浮かぶのは「鎌倉」。山のあちこちやお寺さんの境内で咲き乱れています。
ところで鎌倉になぜ紫陽花が多いかご存知でしょうか?
紫陽花って実は根付きが非常によく、しかも土の中に細かくあらゆる方向に伸びていくらしく
これを崖や山の斜面に生えさせると、土砂崩れの防止策になるそうです。
見た目が美しくて、しかも防災対策にもなるなんて、いいことづくめですね。
雨の6月、紫陽花、神社仏閣・・・、すべてが似つかわしい景色。
梅雨時季でも、目が安らぐって うれしい限りやね。
これで浴衣美人でもおったら、最高なんやけどねー。

 

今回は参考にさせていただいたサイトがいっぱいあります。
みんな、紫陽花の美しさが好きなんですね。

どうでもいい話だが、
かつてあった「おニャン子クラブ」の会員番号17 城の内早苗が
「あじさい橋」という演歌を出してたな。
それもおニャン子のころ。確か作詞は秋元康。
意外といい曲だったもんなぁ。
会員番号の歌でも、たった一人「こぶしの花」を咲かせていたっけか。
歌唱力があったのか?それとも、他のメンバーが単にドヘタだったのか?
まぁ僕らに夢をくれた彼女たちだから、これ以上は言いますまい!