2007.05.14

万年筆

実は数年前まで…、正確には番組制作の現場を
離れるまで、万年筆というものを使ったことがなかった。
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でも他方で手書きには相変わらずこだわっており、
放送取材の礼状なんかはいつも手書きのミニ便箋に
一言記載して、同録テープを送付したり、
ハガキであえて返信を送ったりしたもんだ。
友人の上司が、毎度ハガキで返礼を書くために
官製はがきを大量に机においているという話を
かつて聞いたことがきっかけだったかもしれない。
でも。
現場時代に使っていたのはボールペン。
そのボールペンの考案にかかわったのはかつてのジャーナリストで
「速記」できる筆記具を求めて生まれたものだと聞いたのは
現場を離れたころ。
つまり「礼」という自身の感謝の意を伝えるには
若干、力不足の感があるわけですよ。
以来、万年筆を会社の机の中に入れるようにしていた。
ただし最も安いやつだけど…。
で。
昨日の話ですが、かつての同僚たちが集まってくれて
ホームパーティのような飲み会を開いてくれた。送別会です。
その席で「万年筆」を皆様がくださいました。
本当にありがたい話です。
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それもフランスの有名な、あのWATERMAN
自分で買おうと思ってもなかなか買う勇気がなかった逸品です。
換えのカードリッジもいっぱい賜り、これから擦り切れるまで
使おうと決意した次第です。
こういう小さなアイテムは、意外と人間性をしれっと他人に
語る大切なツールでもあります。
本当にうれしかった日でもありました。はい。


ということで、T夫妻、Hさん、Miさん、Maさん、Kちゃん、T君、そしてSくん
本当にありがとうございました。
ペンに負けぬ人間になろうと決意した次第でありますm(_ _)m