2007.06.05
燻製
昨日の夜、とある方と夕食に面白い店に連れて行ってもらった。
店の名前は「暖炭(だんたん)」。 創作炭火焼と銘打っている。
名前の通り、座ると炭火の入ったコンロが登場。
おもむろに、さまざまな食材が目の前で焼きあがる。
いきなり地鶏が登場。
間髪(かんはつ)を入れぬとは、まさにこのこと。
次々と具材をのせては、モウモウと煙が立ち上り焼きあがる。
この店がさらにすごいのは。。。
自家製の「燻製」が出てくること。
まぁさまざまな「燻製」があるものだ。びっくりした。
いきなり食したのは手羽先の燻製。
ささみとも一味異なり、いっそう深みのある味わいが、じゅわ~っ!とあふれる。
こちらはマグロの燻製。
細切れになっており、サニーレタスの千切りに
グリーンゴッテスドレッシング、そしてクラッカーで食する。
つまみのくせして、存在感がある。やはり深い味わい。
そして最後は…
「貝柱の燻製」を目の前で炭火にて焼く。
できあがりを食べると、驚いた。
焼きあがった表面には、貝柱の肉汁がジュッとあふれ、
口元で思わずあふれる。
そして噛むと歯ごたえがしっかりと戻ってくる。
そして。
中心部だけが、冷たい。この温度差が絶妙。
最後の戻り香に、また燻製の香りが…。
お店のオーナーは脱サラで始めたとか。
作家の「城山三郎」が好きで、店頭にはおおきな幟に
「祖にして野だが、卑ではなし」と書かれている。
知っている人間は思わずニヤけてしまいますな。
一度行ってみなはれ。