2004.09.23

語学熱

非常に変わった飲み会でした。
落語家カンチンとその友達もっちん・なっちゃん、
さらにはもっちんの友達のイ・サンヒョン(이상현)君という異色メンバーに、お呼ばれされたのです。
(馴れ馴れしいですがカンチン以外初対面 (^^)ゞ )

もっちんは、現在ソウルで語学留学中。
留学後わずか半年で通常の会話は、ほぼマスター。すごい。日常会話からパンマルまで。。。
イ君は福岡には初めて来たそうで、とりあえずこの日は福岡らしい食事を・・・と思い
刺身など魚料理全般に舌鼓を打ったわけ。ちなみに日本語はほとんどしゃべれない。
目下勉強中といったところ。イケメンだった。モテそう。。。
さてこの一月から韓国語学校に通っていない僕は、韓国語でのトークに関して言えば
話してる内容を大筋で理解できるものの、うまく喋れなくなったわけで。
まさに会社に入って数年後の英語と同じ。語学は使わないと廃れも早い。
何につけても基礎体力の維持は大事やなぁ。やれやれ。
で、聞いたところによると。。。
韓国での語学留学は、レベルが一級(初級)から六級(最上級)まで分かれてて、
三ヶ月に一度、試験を実施。80点以上のマークすれば級が繰り上がり。
なかなかハードですね。
つまり語学留学をして、授業内容をフルに履修するなら一年半はかかるそうな。
で、彼女が思い立って語学留学を始めるにあたり、学費生活費など200万をせっせと
貯金して用意し、ある日ドバッと使うべく渡韓したとさ。フットワークが軽い。
ところで。
留学にそれなりのお金がかかるのは、重々わかってはいますが、問題はやっぱりその後。
留学して培ったコト・学んだモノを、どうその後の生活や仕事で生かせるか?
これが、とっても大事なテーマになります。
もっちんは「留学する」ことをひとつの目標達成と言いました。それはそれでいいと思うな。
ただ語学を仕事に生かすというのは、大きく分けて2つしか方法がありません。
1つ目は「極める」こと。通訳・翻訳をはじめ比較文化などまでできるレベルの人間になって
文字通り両国の政治経済から文化人類学、風俗まで批評、評論できるようになること。
もう1つは「別の分野とあわせた実力を持つ」こと。
・日本語・韓国語どちらででもホームページを受注でき制作できる。
・2カ国語の契約書を書ける。交渉ができる。
・2カ国語ミックスで漫画が描ける。落語ができる。漫才ができる。
・2カ国語で天気予報をきちんとアナウンスできる。
・2カ国の料理研究家になって、レシピをかけて説明できる。  などなど
別の分野と合わせる事でオリジナリティを出せるわけでして。
1年半~2年の留学って長いようで、すごく短いのね。日々の学習やノルマをこなすので
普通、人間っていっぱいいっぱいになるもんだから、最終的な自分の達成目標や夢を
きちんと据えておかないと「何のために学習しているのか?」わかんなくなりがちです。
逆に目標や夢が明確だと、どんな学習をしたらいいか?どんな人脈を作ればいいか?
空いた時間にどこに行ってどんなものを見たらいいか?全部でお金がどのくらいかかるか?
すべて明らかになっていくので、ものすごく短期間で効果的な学習ができるはず。
留学にあこがれがあるのは僕も一緒なんですけど、そのあたりの明確な目標を見出せないから
どうしても、具体的に「○○年に○○で××をしよう!」と言えない・・・。
慎重なゆえに、臆病な自分。でも気になるから、人の動きも気になるのね。うーむ。

ちなみに。
一緒に来てたイ・サンヒョン君は最近会社を辞めたナイスガイで現在27歳。
言葉遣いからお酒の飲み方まで、年上を敬う韓国人らしい振る舞いが随所に見られ
とても好感をもてました。
IT関係の仕事を以前行ってて、ITに関する専門的な言葉がガンガン出てきた。
もっちんは「この専門的な話がちょっとわかんない」と言ってて
まさにこのあたりの部分が詳しい人が、今求められてるのかもしれないと
一瞬思ったりしたのね。
もっちんもイ君から、このあたりの分野をアツ目に習ったら、かなりオイシイと
思うんだけどなぁ。
とにかく、がんばってね。